「Shouldメンタリティー」の人は、
❌「〇〇すべきじゃないよね。でもなんでやったわけ?」
の2つのパターンでしか物事を考えられません。
その「あるべき姿」と「現実の姿」のギャップに常に腹を立て、その乖離を解消しようと、叱りつけてしまうのです。
「Shouldメンタリティー」にある「4つの問題点」は?
「Shouldメンタリティー」の問題点は、以下の4つです。
もっと稼ぐべき、もっと勉強するべき……。
「べき」は、常に「何かが不足している」「十分ではない」「間違っている」と、現状に対する不満感を表す言葉です。
ですから、相手の恥の意識や罪悪感を刺激し、ストレスや不安を生みやすくなります。
「〇〇すべき」と言った時点で、解決策を〇〇に限定してしまっているわけです。
実は、ほかにもっとよい方法があるかもしれない。それを自分で考えたり、相手に自ら考えさせたりする機会を奪っている可能性があるわけです。
相手が自ら、考え、自発的に行動しようとする気持ちをそいでしまいます。
人は一方的に考えを押しつけられると、反発しようとする習性がありますから、まさに「押しつけ言葉」である「べき」は、相手のやる気を奪う最悪の言葉なのです。
「あなたの正解」が「相手の正解」とは限りません。これだけ時代の変化が速い時代に、紙とファックスでやってきた旧世代のやり方が、いつも正しいわけはありません。
正しく指導しているつもりでも、「古くて時代遅れのやり方を押しつけているだけ」という可能性は高いわけです。
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