ボーナス時に「つみたて投資」増やす人の落とし穴 これから始める人は「新NISA」まで待ったほうがいい?

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ボーナスを使って投資をしたい人への注意点を紹介します(写真:artswai/PIXTA)

夏のボーナスの時期がやってきた。6月末には国家公務員にボーナス(期末・勤勉手当)が支給されたが、管理職を除く行政職職員の平均支給額は前年比+9.0%(5万2500円増)の約63万7300円となった。増えたのは3年ぶりだ。

民間では夏のボーナスは通常、前年度の下期の業績を基に決定されるため、自社の業績を振り返ってみると、コロナ禍におけるボーナス期においては今回が最も期待できると感じている読者も多いだろう。今回はボーナスを使って投資をしたい人への注意点をまとめたい。

投資デビューはどうすればいい?

この数カ月、日本の株式市場が好調であることは多くの読者が知るところだろう。日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新したなど、連日景気のいいニュースが報じられている。

まだ投資をしたことがない方も、ボーナスをきっかけに投資デビューを考えるかもしれないが、最初に立ちはだかる壁は「何をすればいいのか?」という疑問だろう。投資をしたことがなくても、株式投資やFX(外国為替証拠金取引)、投資信託、先物取引など、さまざまな投資の種類があることは知っていると思うが、何を選ぶのが正解なのか。

まず大前提として知っておかなくてはいけないことは、どの金融商品を選んだとしても、必ず儲かる訳ではない、ということだ。

必ず儲かる訳ではないが、物価が上昇していくなかで保有している資産のすべてを銀行預金にしていては価値が目減りする一方であるから、リスクをとってでも投資をしよう、ということなのだが、筆者がお勧めするのは投資信託だ。少額から始められて、しかも複数の投資先に分散されており、かつ国が提供する非課税制度でもそのまま使えるものが多いからだ。

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