また「やよい軒」は定食メニューが豊富なこともあり、お手頃価格のサイドメニューも充実しているので、揚げものを追加して、朝からガッツリというのもオツかもしれません。
チェーン店と町の食堂のいいとこ取り
筆者が訪れたのは、東京きっての歓楽街にほど近い雑居ビルの一角にある店舗です。場所柄もあり荒んだ雰囲気を想像していたのですが、エレベーターを降りると、拍子抜けするほど清潔で居心地の良い開放的な空間が広がっていました。
平日朝8時すぎ。店内にいるのはほぼ男性客で、半分以上が夜に働いた仕事終わりであろう人たちでした。1人でカウンター席で食事する男性の個人客がメインながら、やんちゃそうな青年のグループも談笑しています。
常連客も多いようで、女性スタッフが配膳する際に利用客と親しげに会話をかわす様子は、他のチェーン店にはないアットホームさがありました。かとおもえば、店内は間接照明で照らされBGMにはジャズが流れる、定食屋っぽくないおしゃれな一面も持ち合わせています。
お手頃価格と豊富なメニューという定食屋さんに求める大前提は満たしつつ、ごはんとだしとお漬物のおかわりし放題という、食いしん坊の胃袋を存分に満たしてくれるオプションは、十分すぎるほど魅力的ではあるのですが、それに加えて和やかな昭和の大衆食堂的な雰囲気を漂わせつつも、長居しやすい居心地の良さも併せ持つ、絶妙なバランス感も「やよい軒」の魅力なのかもしれません。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら