部下に任せた仕事に、上司が介入すべき3つの局面 部下にどこまで任せてどこから口を出すべきか
「日本人の2倍働いて3倍稼ぐ」と言われる外資系管理職だが、どうすれば、そのような働き方ができるのか。また、AI・テクノロジー社会で生き残る管理職の条件とは何か。
このたび、ロングセラー定番書の新版『新 管理職1年目の教科書 外資系マネジャーが必ず成果を上げる36のルール』を刊行した櫻田毅氏が、「2倍働き、チームの成果を最大化」する外資系管理職に共通する、意思決定、部下育成、権限委譲などの仕事のルールについて解説する。
管理職に共通した悩み
部下に仕事を任せる場合、「任せた以上、口を出すべきではない」と考える上司は少なくありません。部下の育成を考えたら自力でやらせるべきだ、あるいは、口を出すとモチベーションを下げてしまうので我慢すべきだなどが理由です。
一方で、任せてみたものの、自分で判断できずに業務が停滞してしまったとか、不適切な判断でトラブルを起こしてしまったなど、うまくいかない経験をした人は「やはり口を出すべきなのか」と考えてしまいます。
この、「どこまで任せて、どこから口を出すのか」という線引き問題は、私が普段接している管理職の方々にとっても共通の悩みのようです。
日米の両企業で長らくマネジメントに携わってきた経験から、私は部下に任せた仕事であっても、上司が迷わず介入すべき局面が3つあると考えています。その3つの局面とはどのようなものでしょうか。
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