太朗さんの「ケチらないこと」を聞いて、お金や時間の使い方に対して、自分や家族が心地よく過ごせるスタイルを確立されているなと感じた。vlog「太朗のおもてなし。」を見ると、作っている料理はおいしそうだし、自宅でのコーヒータイムは素敵だし、家族でお弁当を持って出かける様子も楽しそうだ。「豊かな暮らし」をされていると感じる。
そんな暮らしが、家族3人で月10万円、年間予算を入れても月20万円で実現できているのを見ると、“豊かさ”とは何だろうと改めて考えさせられる。太朗さん自身は、豊かな暮らしをどのようなものだと考えているのだろうか?
「豊かな暮らし=リッチな生活と感じている方が多い印象なんですけど、僕はお金よりも時間があることが豊かだと感じています。外食に行かなくても家でご飯を作ってゆっくり家族と食べる時間、カフェに行かなくても家でコーヒーを入れて本を読む時間、あとは居酒屋に行かなくても友だちとZoom飲みをするなどが贅沢な時間だと思うんです」
あとは、ストレスを溜めないことも「豊かな暮らし」を送るうえで重要だという。普段から散歩したり、ゆっくりお風呂に浸かって温まったり、ぐっすり眠ったり、自分なりのストレス解消法を見つけていくことが大切だと話す。
“ゲーム感覚”で楽しむのが節約継続の秘訣
しかし、いくら充実しているとはいえ、節約をずっと続けるのには根気が必要である。太朗さんは、「節約継続のコツは、ゲーム感覚で楽しめている点が大きい」という。
「冷蔵庫の余りものを使い切って料理を作るとか、スーパーの見切り品だけでの夕飯作りとか、すごく面白いです。あとは部屋の掃除をして、いらないものはメルカリなどで売ってすっきりする楽しみとか。家計簿も、お金を管理するゲームのように楽しんでつけていますし、『今月はノーマネーデーを1日増やそう』とか、自分なりに楽しむのが一番継続につながっています」
節約生活をお金と賢く付き合うためのゲームと捉え、ゲームのアイテム集めのような感覚で貯金や買い物をすると、「楽しい・面白い」と思える瞬間が多くなるのかもしれない。
さらに、太朗さんは目標を“直近1年”と“将来”の大きく2つに分けて設定している。それに向かって努力することも続いている理由だという。
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