食費は家族3人で約2万5000円と驚愕の安さだ。買い出しは週1回で予算は7000円弱。妻が買い物リストを作成して、太朗さんが買い出しを担当。スーパーに行く機会を週1回にすることで、余計なものを買わないようにしている。
さらに食費を安くするコツとして「1つ100円ルール」がある。肉は100g100円、魚は1匹100円、野菜は100円以内か100円台までを意識して買い物をして、予算をオーバーするものは買わないそうだ。これもコツコツ積み上げると大きいだろう。
「このルールで買い物をすると、計算もしやすく予算内に収まりやすいです」
買い出し先は、調味料は業務用スーパー、生鮮食品はこのスーパーなど、それぞれの店の強みを生かして2つ使い分けしている。
「10円20円安くするためにスーパーをはしごした時期もありましたが、今はそこまでしていません。徹底して食材を無駄なく使い切り、買い出しの日には冷蔵庫が空になっているのが気持ちいいと感じています」
それでも「家族3人でこの金額は安すぎるのでは?」と疑問が湧くだろう。その点については、太朗さん宅ではさまざまなクーポンやポイントなどをフル活用している。楽天ポイントを活用して娘のおやつを買ったり、コンビニアプリで無料引換券をゲットしたりするなど、お得な情報を家計に役立てている。
特に大きいのがふるさと納税だ。毎年15万円分くらいふるさと納税をしているため、食材が届く週は大幅に食費が安くなる。また、ふるさと納税も楽天のお買い物マラソンなど、ポイントがたくさんゲットできる日を見計らって注文し、自己負担分2000円以上のポイントを得ているという(ふるさと納税は「その他税金」で計上)。
繰り上げ返済が趣味になった
副業にも力を入れている。2020年3月にYouTubeチャンネルを開設。最初の頃は登録者も再生回数もあまり伸びなかったが、住宅ローン完済をきっかけに節約系の内容にシフトして、今では10万人を超えるチャンネルに成長した。まいておいた種が、いま花開いている。
「少しでも興味のあることは、1つの体験や投資と考えてまずはチャレンジします。例えば動画編集に興味があったら、YouTubeでやり方を詳しく解説してくれている動画がありますし、無料の編集ソフトもあります。大きくお金をかけなくても最初の一歩を踏み出せるのが今の時代のいいところです」
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