「データを活用して優良顧客を増やす」4ステップ データドリブンマーケティング成功のポイント

目的と全体像を知る
データドリブンマーケティングの目的とはなんでしょうか。それは、新規客の獲得ならびに既存客と長く関係を築き、利益ベースでのLTV(ライフタイムバリュー)を最大化することです。
LTVというと、リピートやアップ&クロスセルの促進などの手法が語られがちですが、注意しておきたいのは、LTVの母数を増やす=新規客を獲得するという視点です。どのようなマーケティング施策を講じても離脱していく顧客が一定数いる以上、LTVの母数そのものを増やすという視点がないと、縮小均衡に陥る恐れがあるからです。
それを踏まえて「LTVの最大化」に向けて必要なステップを示したのが下の図です。

この図の内容にならえば、データドリブンマーケティングの狙いとは、各種のマーケティング施策によって、顧客の態度変容を促し、見込客開拓から新規顧客獲得、既存顧客のリピート化やファン化へとステップを踏み、LTVを最大化すること、と言い換えることができるでしょう。