他人に面倒なことを押し付け、その人から時間などを奪っても罪悪感がなく、自分がもらって当然と思うタイプです。「利益を追求する人」や「ずるい人」とも言えます。
このような人が残業をしたくないとしましょう。その残業をしたくない気持ちを「わかってくれ」と思います。そして、ほかの人に残業を押し付けようとします。その格好のターゲットとなるのが控えめな人です。ずるい人は、最初にしっかり人を観察し、不都合があったときに搾取できそうな人をチェックしているのです。
残業のケースであれば、「残業を代わってほしい」と言ってきます。ここまでは問題ありません。
しかし、控えめな人が残業を代わったとしても、このタイプの人は心からの感謝をしません。代わってくれて当然と考えるためです。そして、あなたに残業を押し付けても、決してあなたの残業を代わろうとはしません。
「今すぐ上司に伝えてきます」で撃退
彼らに対しては「同じくらいもらおうと考えること」が助けになります。残業であれば、あなたが残業を引き受けた代わりに「別の日に残業をお願いする」のです。
ただし、彼らは言葉巧みなので、「いいよ」と言いつつ、その日が近づいたら急に断ってくる可能性もあります。
そこで、残業を頼まれたら、即座に「別の日の残業をお願いします。今すぐ上司に伝えてきます」と第三者に伝えてください。こう言うと、あなたのために残業をするのは嫌なので、この時点で断ってくるでしょう。そして別の人に残業を押し付けるために去っていきます。
番外編として、ずるい人を自分たちのチームのために利用するという裏技があります。たとえば、あなたとずるい人がいるチームだけが休み返上で働いた場合、ずるい人はチームが休みを獲得できるよう、驚くほどの行動力を発揮してくれる可能性があります。
最後は、威圧的で攻撃的な人です。このタイプの人は刺激が強いのです。「もういいよ!」「そんなこともできないのか!」などと人前で怒鳴りつけるような言動も取りますので、控えめな人たちは萎縮してしまいます。一度怖いと思うと、対等な関係性でのコミュニケーションが取りづらくなります。
威圧的な人に対して控えめな人が1人で立ち向かうのは大変です。怒鳴られても受け流すことができればよいのですが……性格的にそれは難しいでしょう。
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