何でも否定する人については、悔しい気持ちを抑え、まず「それも一理ありますね」と肯定しましょう。一度肯定することで、相手の自尊心が守られます。
そして、「では、どうしたらいいと思いますか?」と代案を求めるのがおすすめです。否定してきた人が、あなたの意見以上に良い案を持っていなければ、こちらの案を通す流れに誘導しやすくなります。チームにいつも否定してくる人がいるなら、多数決で採決するのも手です。
否定的なコメントやアドバイスを受けたとしても、採用するかどうかはあなたが決めることです。確固たる意思があるわけでもないのに否定をするのであれば、「ただダメだと言いたいだけ」なのです。
ねたみや嫉妬から、マウント的な対応、いわゆるマウンティングをしてくる人がいます。自慢や、あなたを否定して下げようとする言動のことです。わかりやすいのは嫌味です。自分が成長するのではなく、あなたの価値を下げて安心しようと考えるのです。
控えめな人はマウンティングや嫌味を真に受け、ボロボロになることが多いです。
マウンティングする人はおびえている
しかし、マウンティングする人は「自分が勝っている内容」を厳選して得意げに話しているだけですから、取るに足らない人ととらえましょう。嫌味を言う人は、「あなたと差を感じています。あなたに価値を脅かされています」とおびえているのも同然です。
そんな相手を「かわいそうな人だなぁ」と思えば、相手の意見を真に受けなくて済むのではないでしょうか? 大切なのは、相手にエネルギーを使わないことです。相手は嫌がってほしいと思っていますから、嫌味に対して感情的になったり、議論や反論をしたりしてしまうと状況は悪化します。
淡々と努力して、相手よりも自分がはるかに成長してしまえば、何を言われても動じなくて済みます。相手も勝ち目がないと気づいたら、別のマウンティング対象を見つけるために、捨て台詞を吐いて去っていくでしょう。
一歩進めて仲良くなってみようと思うなら、相手の良い部分をほめるという、「味方認定」を狙った行動も使えます。相手を立てることで、ねたみや嫉妬の対象から外れる可能性があります。
ライバル認定から外れると、驚くほど協力的にしてくれる人もいますよ。
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