そこで、多数派になることをおすすめします。
職場で怒鳴る人がいて困っているとします。あなた1人が上司に相談しても、上司は「個々で対応するように」と流すかもしれません。
ですが、複数名の意見なら別です。職場の総意として出せば、上司も動かざるをえません。集団での意見なので上司も注意がしやすくなります。
威圧的、攻撃的な人を良しと思わない人は多いはずです。その人たちと交流し、味方意識を強めていきましょう。集団が相手となると、問題の人も今までのように攻撃性を出しづらくなります。また、もし自分が攻撃を受けた場合にも、ほかの人が守ってくれる可能性が高くなります。
威圧的、攻撃的な人は、威勢のいい言動とは裏腹に、実は孤立していて悩みを抱えていたり、愚痴を言いたいと思っていたりすることがあります。
「お疲れですか?」と、労わる言葉をかけると、穏やかに交流してくれるかもしれません。相手が困っているような雰囲気を感じたら、話を聴いてみることも検討しましょう。
苦手な人のせいで落ち込まないために
今回お話しした天敵のタイプや対処法はほんの一例で、「自分の周りの困った人とは違う……」と思う人もいるかもしれませんが、控えめな人は人間関係で消耗しやすい分、いろんな対応策を頭に入れておくといつか役に立つと思います。
職場の人間関係は入れ替わります。今は落ち着いていても、今後問題のある人が入社したり、異動したりしてくる可能性もありますよね。上司もいつまでも同じではありません。
そのときに試せる方法があると「苦手な人のせいで深刻に落ち込むこと」が減るのです。気持ちよく働くために、自分の身を守るすべを身につけておいて損はありません。
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