「超人」大谷の登場で、困惑気味なのが、MVPやサイヤング賞などの投票をしている全米野球記者協会(BBWAA)だ。
MVPは通常、そのリーグで最も活躍した選手(主として打者)、サイヤング賞は投手に与えられる。最近はセイバーメトリクス系のWAR(Wins Above Replacement)という指標が最重要視される。この指標は投打全ての選手の貢献度を平等に比較できるという点で、重視されているのだが、大谷は、MLBの全選手の中で唯一「投手成績と打撃成績の合わせ技」が可能なため、MVP投票では野手単独、投手単独の選手よりもつねに上位に来ることになる。
2021年以降のアメリカン・リーグのWARランキング5傑
WARの計算はBaseball Reference社=R、FanGraphs社=Fの2社が出しているので併記する。
2021年
R
大谷翔平(エンゼルス)8.9/二刀流
Cコレア(アストロズ)7.2/内野手
Mセミエン(ブルージェイズ)7.1/内野手
Jラミレス(インディアンス)6.8/内野手
Rレイ(ブルージェイズ)6.8/投手
F
大谷翔平(エンゼルス)8.0/二刀流
Jラミレス(インディアンス)6.5/内野手
Vゲレーロ(ブルージェイズ)6.3/内野手
Mセミエン(ブルージェイズ)6.2/内野手
Cコレア(アストロズ)6.2/内野手
R
大谷翔平(エンゼルス)8.9/二刀流
Cコレア(アストロズ)7.2/内野手
Mセミエン(ブルージェイズ)7.1/内野手
Jラミレス(インディアンス)6.8/内野手
Rレイ(ブルージェイズ)6.8/投手
F
大谷翔平(エンゼルス)8.0/二刀流
Jラミレス(インディアンス)6.5/内野手
Vゲレーロ(ブルージェイズ)6.3/内野手
Mセミエン(ブルージェイズ)6.2/内野手
Cコレア(アストロズ)6.2/内野手
2022年
R
Aジャッジ(ヤンキース)10.6/外野手
大谷翔平(エンゼルス)9.6/二刀流
Aギメネス(ガーディアンズ)7.4/内野手
Yアルバレス(アストロズ)6.8/指名打者
Dシーズ(ホワイトソックス)6.4/投手
F
Aジャッジ(ヤンキース)11.5/外野手
大谷翔平(エンゼルス)9.5/二刀流
Yアルバレス(アストロズ)6.7/指名打者
Jアルチューベ(アストロズ)6.6/内野手
Jラミレス(ガーディアンズ)6.2/内野手
R
Aジャッジ(ヤンキース)10.6/外野手
大谷翔平(エンゼルス)9.6/二刀流
Aギメネス(ガーディアンズ)7.4/内野手
Yアルバレス(アストロズ)6.8/指名打者
Dシーズ(ホワイトソックス)6.4/投手
F
Aジャッジ(ヤンキース)11.5/外野手
大谷翔平(エンゼルス)9.5/二刀流
Yアルバレス(アストロズ)6.7/指名打者
Jアルチューベ(アストロズ)6.6/内野手
Jラミレス(ガーディアンズ)6.2/内野手
2023年 4月28日時点
R
Gコール(ヤンキース)2.1/投手
大谷翔平(エンゼルス)2.0/二刀流
Sグレイ(ツインズ)1.8/投手
Mチャップマン(ブルージェイズ)1.7/内野手
Jマテオ(オリオールズ)1.4/内野手
F
Mチャップマン(ブルージェイズ)1.5/内野手
大谷翔平(エンゼルス)1.5/二刀流
Lカスティーヨ(マリナーズ)1.4/投手
Wフランコ(レイズ)1.4/内野手
Gコール(ヤンキース)1.3/投手
R
Gコール(ヤンキース)2.1/投手
大谷翔平(エンゼルス)2.0/二刀流
Sグレイ(ツインズ)1.8/投手
Mチャップマン(ブルージェイズ)1.7/内野手
Jマテオ(オリオールズ)1.4/内野手
F
Mチャップマン(ブルージェイズ)1.5/内野手
大谷翔平(エンゼルス)1.5/二刀流
Lカスティーヨ(マリナーズ)1.4/投手
Wフランコ(レイズ)1.4/内野手
Gコール(ヤンキース)1.3/投手
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