というのも、これまでオアシスが打ち出してきたキャンペーンによって、内山氏の信頼は失墜しているからだ。
オアシスがキャンペーンを仕掛けたのは2022年5月だった。「Protect Fujitec(フジテックを守るために)」と題した特設サイトを立ち上げ、全61ページにもわたる資料を掲載。当時社長だった内山氏に関わる疑惑の数々を追及した。
この資料では、内山家が私的利用するための高級マンションをフジテックが取得し、適正価格よりも大幅に安い金額で内山家に売却した疑惑があることを指摘。さらに内山氏がフジテックの社員に自宅の掃除をさせていたなど、権限を濫用していると糾弾した。
内山氏が信頼を大きく失ったのは、この資料が公開された後に開催された6月の株主総会だった。
内山氏は、総会の1時間前に取締役への再任議案を取り下げるという前代未聞の行動に出たのだ。しかも取り下げ後に、取締役でも執行役でもない「会長」のポジションに就いた。
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