「これらのことが、一般国民のレベルで言われるのは仕方ない。しかし、いわゆるアカデミックのトップである大学の学長レベルの人が、(スマホか、友人や自分の思考か、という)その対立軸でものを語るのはあまりよくないと思う」(夏野氏)。
新技術に対する「慣れ」が違ってくる
日本がITの世界でここ20年、アメリカに遅れを取るのは、これら社会のリーダー層の考え方に起因するところがあると夏野氏は言う。「日本では権威を持っている人たちが、新しいテクノロジーに対して、すごく冷たい。あるいは、否定的。アメリカがすべていいわけではないが、リーダーたちが積極的か、(日本のように)否定的かによって、社会全体の新技術に対する『慣れ』が全然違ってくる」。
最後に夏野氏は、「今回の信州大学の学長さんのあいさつを契機に、新しい技術を社会がどう受け入れていくべきなのか、ちょっと考えてみてほしい」と語った。
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