『Google Maps』が日々使いやすくなっているのは感じていただけていると思う。下手なカーナビよりも使いやすく、ストリートビューの充実などその進化は目覚ましい。そんななか、あるニュースが目に飛び込んできた。『Googleがマップ強化のために自前の人工衛星をインドから打ち上げへ』(Gigazine)である。
これはスゴイことだ。もしこの人工衛星の打ち上げが成功すれば、Google Mapsの衛星写真を毎日更新することも可能になり、マップ機能としての利便性が向上するだけでなく、貴重なデータにもなりえる。
民生用のサービスとしては前代未聞
たとえば、100年単位での地球環境の変化などをデータベースとして保管できるようになるのだ。森林の減少や砂漠化の進行状況だけでなく、地震や津波など災害からの復興状況、街の開発などいくらでも考えられる。人類にとって大きな一歩になるかもしれないポテンシャルと言っても過言ではない。
通信の中継用途の衛星であればドコモなどが打ち上げているのだが、観察型の衛星を民生用のサービスとして打ち上げることは前代未聞。というのも、これまで観察型の衛生は軍事目的で使われてきたものであり、民間企業が打ち上げるというのは少し前では考えられないことだからだ。
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