グーグル太っ腹!社会貢献にポンと3.5億円 日本のNPOに巨額の助成金を提供

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Google.org統括ディレクターのジャクリーン・フラー氏(撮影:今井康一)

3月26日、非営利団体(NPO法人)を対象としたGoogleインパクトチャレンジの受賞団体が決まった。

これはグーグルの社会貢献プログラムのひとつで、昨年11月に「テクノロジーを活用してよりよい社会を作るアイデア」を募集することから始まった。数百もの応募から絞り込んだファイナリストの10団体がプレゼンテーションを行い、グランプリ2団体、女性の活躍を支援する「Women Will賞」に1団体、一般投票で最多票を獲得した1団体の4団体が受賞、それぞれに5000万円の助成金と技術アドバイス支援が与えられることになった。

さらに、受賞から外れた6団体にもそれぞれ2500万円の助成金が提供されることがサプライズ発表され、会場は大いに沸き立った。10団体に合計3億5000万円もの助成金を提供する太っ腹なグーグル。慈善・社会貢献部門を担うGoogle.org統括ディレクターのジャクリーン・フラー(Jacquiline Fuller)氏に、その狙いを聞いた。

日本の課題に向き合うNPOの姿勢に感銘

――受賞から外れた6団体にも助成金を提供することにしたのはなぜ?

毎年何千もの団体をみているが、自信を持って今回の団体はみなトップクオリティだと思った。2500万円の助成金は、アイデアを実現するとりかかりとして使ってほしい。そうすることで、ほかからの支援につながるといい。

今回、インパクトチャレンジを日本で実施するにあたって、応募が数百件もあり驚いた。内容も多彩で、高齢者の健康、政治資金のモニタリング、自殺予防、ホームレスに対する支援など、みな日本国内の課題に向き合い、さらによい社会、フェアな国にしていこうという取り組みばかり。ともすると社会から忘れられがちとなる、ハンデを負う人を支援する姿勢に感銘を受けた。

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