「5大商社辞めて浪人」医師目指した彼の生き方 震災や自宅浪人の経験が人生に影響を与えた

✎ 1〜 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 18 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

現役時、社会人と2度の浪人を経験した亮大さんは、浪人してよかったことを「自分の意思で自分の人生の責任を取れる選択ができたこと」だと話しました。

がんばれた理由は「勉強が好きだったから」だそうで、そう思えるようになったのも、震災や自宅浪人といった困難を克服して、一橋に合格したことが大きかったそうです。

「今回、私は自分の意思で医者になるために勉強するという決心ができました。この決断ができたのも一度、自宅浪人を経験して一橋に合格できたという自信のおかげです」

誰にも流されずに自分の意思で浪人することができたからこそ、現在、彼は自分の選んだ選択にまったく後悔していないと語ります。

環境は選べなくても、生き方は自分次第

「環境は選べなくても、その中でどう生きるかという選択は自由です。理不尽な環境の中でも、自分の人生にどんな意味を見いだすのか、どう生きるのか、自分以外には誰も決められません。

今は少しでも自分の人生を意味のあるものにしたいと思って頑張っています。これからも、世の中のためになる・誰かの役にたつという感覚を少しでも持ちながら生きられたらいいなと思っています」

幼少期から苦労を重ね、震災に直面しながらも学び続けた経験が医師という道を切り拓いた彼の人生からは、一見無駄・遠回りに思えるようなことも、すべて意味のあることなのだと思わせてくれました。

濱井 正吾 教育系ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

はまい しょうご / Shogo Hamai

兵庫県出身、1990年11月11日生まれ。「9浪はまい」のニックネームでTwitterやYoutube、テレビ出演などを行っている。大阪産業大学経済学部経済学科に入学後、龍谷大学経済学部現代経済学科に編入学し、卒業。 高校時代にいじめを受けたことから、いじめっ子を社会的に偉くなって見返したいと思い、在学中から仮面浪人として受験勉強を4年間続ける。大学卒業後、証券会社に契約社員として就職したが10日で自主退職、同月中に配置薬会社に再就職。昼は会社、夜は予備校という生活に。同社退職後は受験勉強に専念し、9浪で早稲田大学に一般受験で合格し、2018年に教育学部国語国文学科入学、2022年卒業。現在はカルペ・ディエム所属。

Facebook: https://www.facebook.com/shogo.hamai/
 

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事