みなさんは大人になってから受験勉強をすることについてどう思いますか。
多くの人は疲れる、つらい、もうこりごりだというイメージを持つのではないかと思います。
しかし、今回インタビューしたえぐざまさんは、現役で大学を受験してから現在に至るまで、26年間受験勉強をし続けた人なのです。
今年は法政大学や旭川市立大学などを一般入試で受験し、合格を勝ち取りました。それでもさらなる高みを求めて、来年の受験……、27浪目を決断したのです。
何が彼をそこまで駆り立てるのでしょうか。そして、どうして26年間大学受験を続けているのでしょうか。
天才少年だった幼少期
東京都世田谷区に生まれたえぐざまさんの幼少期は、3歳のときにはピアノが弾けて、アルファベットも九九もできる天才少年だったと言います。幼稚園で受けたIQ検査で150以上という異常値が出たそうです。
しかし、彼が小学生になってしばらくすると、実家の金策が厳しくなってきました。
「父はテレビにも出ていた音楽家だったのですが、1985年ごろになるとカラオケが流行し出します。歌手のバックミュージシャンが不要となるため、父はその煽りを受けて、仕事がなくなってしまいました。中学2年生のときに父の実家がある北関東に家族で移住したのですが、郡部で教育環境が整っていなくて、進学に苦戦したのです」
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