FIRE成功者が伝授「50代から老後資金増やせる」術 安定したリターンを狙える「オールシーズンズ戦略」
では、オールシーズンズ戦略のポートフォリオの最大の下落率はどのくらいあるでしょうか。
米国株式市場の株価指数のひとつにS&P500があります。ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している500社の銘柄で構成されており、米国市場の動きを把握するうえで重要な指数です。このS&P500の動きと連動する投資信託は、いわばアメリカを代表する500社に投資するような商品ですが、それとオールシーズンズ戦略を比較して検証してみます。
S&P500の場合、最大の下落率がマイナス50.97%でしたが、オールシーズンズ戦略の方はマイナス14.75%と、かなり下落率が抑えられていて、下げ幅が小さくなります。
リスクが低く、着実なリターンを目指せる
また、保有する投資商品の損益がパッとわかるトータルリターンで見ていくと、オールシーズンズ戦略の場合は年率で6.1%。
一方でS&P500は年率で8.59%と非常に強いですが、それでもオールシーズンズ戦略もかなり頑張ったリターンを出しています。
このようにリスクが低く、着実なリターンを目指すうえではオールシーズンズ戦略を参考にしてみるのもいいでしょう。
こちらもGPIFと同様、株式30%、中期の米国債15%、長期の米国債40%、金の現物7.5%、コモディティ7.5%と決まったバランス比率で投資をしていくので、年に1回ぐらいのリバランスを行うことが大切です。
そうすることで、オールシーズンズ戦略を、より資産を減らしにくい、負けにくい投資にできるということを覚えてください。
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