「大企業を辞めた!」転職に踏み切る人、3大動機 30歳「真面目な日系大企業勤務」が続々…訳は?

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「会社に依存するのではなく、早めにスキルアップして、個人として自立したい」と考える人が増えていますが、スタートアップで働くことは「スキルアップの最短の近道」だと僕は考えています。

なぜなら、「下積み」的な仕事をする期間が長い大企業よりも、スタートアップ企業では、入社直後から裁量を持ち、さまざまな経験を積むことができるからです。

「道なき道」を登るのがスタートアップ

ただしスタートアップで働くには「ある種の覚悟」も必要です。大企業とスタートアップでは、「仕事の進め方」も大きく違います

登山にたとえて説明すると、大企業の場合は「すでに誰かが登頂したことがあり、誰でも登れるように舗装された山道が準備されている」状態です。

一方のスタートアップは「目指す登頂は決まっているものの、誰も登ったことがなく登り方がわからない」状態だと言えます。

大企業とスタートアップの仕事の進め方はまったく違う。大企業には「舗装された道」が準備されているが、スタートアップでは誰も登ったことがない「道なき道」を歩まなければならない(図『スタートアップ「転職×副業」術』より)

つまり、スタートアップで求められているのは、「登頂にコミットし、登り方を自ら考え、自ら問題解決する人材」なのです。

スタートアップの世界では、「既存の常識や組織」にしがみつくのではなく、「新しい常識や組織」を自らが創出して、自分の能力、腕で生きていくことが求められます。

こうしたポテンシャルを持っている人は、大企業からスタートアップに飛び込んでも、大いに活躍することができる、とこれまで多くの転職者を見てきた僕は確信しています。

藤岡 清高 「スタートアップ転職・副業のプロ」アマテラス代表取締役CEO

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ふじおか きよたか / Kiyotaka Fujioka

「日本からGoogle・Facebookを100社創業する」をミッションに掲げるアマテラス代表取締役CEO。1974年生まれ。「スタートアップ転職・副業のプロ」として、これまでに2000人以上からスタートアップ転職や副業の相談を受ける。2011年に創業したアマテラスを通じて、毎年200人以上がスタートアップ企業のコアメンバーやCxO候補として参画。アマテラスとの契約後に上場をしたスタートアップ企業は140社以上、M&AなどでEXITした企業は50社以上にのぼる。著書に、スタートアップで「働きたい人」「副業してみたい人」の入門書『「一度きりの人生、今の会社で一生働いて終わるのかな?」と迷う人のスタートアップ「転職×副業」術』がある。

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