外資へ転職・大幅年収UPは「無理」と思う人の盲点 エンジニアの「キャリア不満」の解消法とは?

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──キャリア相談に訪れるエンジニアの方は、サカモトさんと話すことで、「こういう企業に行きたい」「将来どうなりたい」というビジョンをすぐに見つけられるのでしょうか?

ぱっと出てくる人は少ないですね。なぜなら、ほとんどの人は、いろいろな制約の中でどうなりたいかを考えようとするので。

自分で設けた制約は変えられるものであることも多い

──制約ですか?

はい。例えば、Googleで働いてみたいと心の中で思っても、いやいや自分のレベルでは到底無理だとか、英語ができないから採用されないだろうとか、決めてしまうんですよね。

でも、その制約って実際は自分で変えられるものであることも多いはず。

例えば、英語は勉強すれば誰でもある程度できるようになるし、技術力だってそうです。Googleで働くエンジニアに求められる技術力のレベルを調べて、そこに向かって努力さえできれば目標に到達できる可能性は十分ある。

長期戦になるかもしれないし、努力も必要だから実際に続けられる人は少ないかもしれないけれど、それだってそこに向かう過程で今よりステップアップできることは間違いない。

なのに、自分で勝手に制約を設けて「今できること」の範囲で行きたい企業を考える人って多いんです。

かつて僕自身もそうだったので、「できない理由」を並べ立てたくなる気持ちは痛いほどわかるんですけど、それはすごくもったいない。

だから、エンジニアの皆さんには「いったんすべての制約を外して、行きたい企業ややりたいことを自由に考えてみましょう」とお伝えしたいですね。

(写真:エンジニアtype編集部)

──サカモトさんが、自分の制約を取り払うことができたのは、何かきっかけがあったんですか?

はい。僕自身も日系企業で働いていた時は、自分が外資テックに行くのは無理だろうって思っていた時期もあったんです。

でも、知人のソフトウェアエンジニアが、子育て中にもかかわらず勉強して、GAFAに転職したんですよ。それを見てはっとして。

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