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東大クイズ王も実践「数学×ライフハック」活用術 アルゴリズムの考え方を実生活に応用する

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  • 鶴崎 修功 クイズプレイヤー/タレント
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まずは、お米を研いで、炊飯器のスイッチを押します。そして、炊き上がるまでの40分で肉野菜炒めを作ります。

肉を解凍している間の10分で野菜を切り、その後、肉を切って下味をつけて、肉と野菜を炒めます。肉野菜炒めができて少し経つとごはんが炊き上がるので、少し蒸らした後に盛りつけて完成です。

ごはんを炊いて、それから肉野菜炒めを作ると、全部で73分かかりますが、このやり方なら48分で完成します。

基本的には待ち時間が生じる工程に先に取りかかり、待っている間にほかの作業をするのが効率的です。フローチャートにすれば、効率のいい作業の順番が見えてくるのです。

ニーズが高まる「数学に強い人材」

さて、インターネット上では情報量が増大し続けていることから、探索アルゴリズムの研究開発には終わりがありません。アルゴリズムの研究開発を担っているのは、主に数学科や情報科学科の出身者です。

そのため、グーグルやアマゾンなどアメリカの巨大IT企業はもちろんのこと、日本でも、特にフリーマーケットサイトや転職サービスサイトのようなマッチングサイトを運営している企業などで、数学科や情報科学科の出身者への雇用ニーズが高まっています。

『文系でも思わずハマる 数学沼』(マガジンハウス)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

言うまでもなく、マッチングサイトでは、ユーザーのニーズにより合致した情報を高精度かつ高速に見つけ出してくる必要があるからです。

一方で、最近、数学の世界でよくいわれる指摘に「この10年間における数学界の最大の失敗は、広告をクリックさせるというつまらない目的のために、多くの優秀なリソースをつぎ込み過ぎたことだ。その結果、数学に関する大きな成果をあげることができなかった」というものがあります。

実際、企業はいかにしてユーザーに商品にクリックさせるかばかりに一生懸命になりすぎてきたようにも感じています。数学を研究している私としては、今後、より多くの人々が幸せを感じるような世の中になるためにもっと数学を使っていきたいなと思っています。

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