｢あなたの短所は？｣転職面接で正答する考え方 答えに窮する質問の典型例に透ける先方の意図

ベテラン社員なら、長い勤務生活の経験から、そもそも完璧に正当な評価など存在しない現実を承知しています。しかし若手は別。「こんなに結果出してるのに、なぜ会社は評価しないのか」と噛みつくことがあります。

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短絡的な行為は、もちろんNG。長期的視野を持って見通しを語ることで、未熟さや青臭さを感じさせないようにしてください。また、入社後に、同期入社とのわずかな差を不満として退職するケースは少なくありません。

若手を採用するのは、（即戦力というよりも）ポテンシャル採用のウェイトが強く、会社とともに成長してほしいと面接官は期待しています。だから簡単に辞められてしまうのは、面接官が最も嫌うことなのです。「自己評価と少々差があっても、すぐ辞めたりせず長期間安定して勤務できるか？」という点を確認したいのです。

NG：「そうした会社で働くのが良いのか、よく考えて結論を出したいと思います」

→「簡単に退職しそうな人だ」と思わせるようでは「短絡的」「感情的」と秒殺されます。

OK：「自分は充分やったと思っていても、他にもっと頑張っている方もいるでしょうし、いろいろな評価要素もあるでしょうから、そのまま受け入れるべきと考えます。

この先、数年、数十年と働いていく中で、短期的には自己評価と差がある評価が出てくることもあるでしょうが、長期的なスパンで考えれば、必ずどこかで誰かが見ていてくださると思います。

成果を出し続ければ、正当な評価につながっていくと信じたいです。今は周りの目よりも、まずは自分の仕事をしっかりやり、成果を出すことに尽きると思っています」

→会社の評価の事情や、短期と長期の話を切り離して伝えるなど、大人の対応ができています。最後に今やるべきことを伝えていますので、好印象でしょう。