「あなたの短所は?」転職面接で正答する考え方 答えに窮する質問の典型例に透ける先方の意図

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職務上で、あなたの苦手な領域は何ですか?

職務上のマイナス面を語るのですから、どうしても歯切れが悪い回答になりがちです。しかし、仕事で苦手なことは誰にでもあることですから、ここは本音ベースで素直に語りましょう。入社後に、「これは私にはできない」「難しい」となると、お互いにとって不幸です。ごまかしや虚偽は絶対にやめましょう。

きちんと自分を客観視できていれば的確に答えられるはずです。両方とも最頻出の質問ですから、きちんと自己分析や自分のキャリアの棚卸しをして答えられるようにしておいてください。

応募者のマイナス面が、当社で受忍できるレベルなのか、採用は困難と判断するのかは面接官次第ですが、面接ステージまで辿り着いているわけです。受かりたいからといってごまかすと、入社後の問題に発展しかねないので、絶対にNGです。

NG:「いろいろありますが、苦手でも一生懸命やるだけです」

→やる気をPRしたい気持ちは分かりますが、質問に対する答えになっていません。

OK:「私の苦手はテレアポです。先ほど申し上げた通り、クロージング力には長けていると自負していますが、一方でテレアポは苦手です。新人のときには毎日100本の架電をしておりましたが、リストを基に片っ端から電話をしていくのはなかなか苦痛でした。当時はまだ若かったので、マニュアル通りにしか話せず、アポ取得率も良くありませんでした。

今、この業界ではテレアポや飛び込み営業は効率があまりに悪く、会社の信用問題にも関わるため下火と聞きます。実際、前職、前々職では、HPやDMでの反響営業が主で、御社でも反響中心と聞いております。もちろん必要性があればテレアポもこなしていく覚悟はあります」

→正直に苦手な業務を伝えることで、好感度は上がるでしょう。また、応募企業で苦手業務がない点を押さえての回答なので、悪影響の懸念も払拭されることでしょう。

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