「あなたの短所は?」転職面接で正答する考え方 答えに窮する質問の典型例に透ける先方の意図

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苦手な方、合わない方とはどのように接していますか?

人間である以上、どんな場所においても、「(自分と)合わない人」、「いけ好かない人」は必ずいるものです。しかしプライベートならいざ知らず、仕事となると別で、職場や取引先にそういった方がいても「苦手」、「合わない」、「嫌い」ではすまされないのは、お分かりでしょう。

面接官は、(苦手な相手に対して)「決して逃げない」、「避けない」といった確固たる腹の括り方や、しっかりした覚悟を聞かせてもらいたいと思っています。

特に今の若手は内向的、草食系という言葉で揶揄されるように、このような精神的なタフさが不足しているのではないかと勘ぐって見ていますので、ぜひこの点は留意して回答してください。

さらに、応募者自身が社会人として具体的にどう対処しているか、どのような姿勢や心持ちで臨んでいるか、そうした面も知っておきたいのです。その中で、感情の浮き沈みにパフォーマンスを影響されない、プロ意識の高さを感じたいと思っているのです。

NG:「積極的に関わらないようにします。かえってストレスになりますから」

→交流機会を減らすと、かえって問題が大きくなる可能性があります。

OK:「そうした方でも、自分から積極的に挨拶したり話しかけて、相手の懐に飛び込むようにしています。『他人は自分を映す鏡』と言いますが、自分が相手にしっかり向き合わずにいると、私も相手からそのようにされた苦い経験があります。

だからまずこちらから胸襟を開いて、相手に真摯に接することが大事だと思っています。プライベートでしたら好き嫌いで判断しても良いかもしれませんが、仕事では通用しないと考えています。私はプロフェッショナルとして仕事をしていきたいと思っています」

→自らの行動内容や格言を用いて自分の姿勢を語ることで、逃げない覚悟を感じることができます。最後にプロ意識の高さが垣間見れて、面接官も評価できるでしょう。

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