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「自己肯定感」を追い求めることが泥沼である訳 評価されないと自分はダメと感じてしまう人へ

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  • Tomy 精神科医
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自己肯定感というものは、実は、認めなくてもよいものです。「認めても、認めなくてもどちらでもよい」という状態でいることが、究極の自己肯定なのです。

自分の人生というのは、自分が生きている間にしかないものなんですよね。周りはどうでもいいんです。

自分勝手に生きようと言っているわけではありませんが、自分の意識も身体も存在しているこの時間を、せっかくなら楽しく過ごそうと考えてはどうでしょうかという話なんですね。

認める、認めないはどうでもよくて、楽しく過ごせるようにすればいいわけです。自分にとって効果が得られて、そこに関しては自分を肯定できるなと思ったら、それを楽しんでやればいいし、肯定できなくて苦しいと思ったら、時間がもったいないと考えて、他のことに回せばいい。

そういうふうに時間を楽しくする意識を持ち、次元を変えてしまうと、自己肯定できる、できないという話からは解放されるのです。

もっと動物らしく生きよう

言い換えると、もっと動物らしく生きましょうということでもありますね。

『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

犬や猫は、「僕はこのままでいいんだろうか」なんてことは、たぶん考えていないと思います(笑)。単純に楽しく生きようとしていますよね。ご主人様が帰ってくれば尻尾をふって、「美味しいものを食べたいぞ」「散歩に行きたいな」――そういう感じでいいんですよ。

余計なことを考えすぎだという話なんですね。

『精神科医Tomyの気にしない力~たいていの心配は的外れよ』(だいわ文庫)にも書きましたが、余計なことを考えすぎてしまう時、いちばん良いのは、気持ちを切り替えることです。

モヤモヤと考え始めてしまったら、気持ちを切り替える。そのためには、行動と環境を変えることですね。すると、そちらに意識がとられますから、余計なことを考えるのを自然とやめることができるのです。

1日は24時間しかありません。変なことを考え始めたら、すぐに行動と環境を切り替える。もしくは寝てしまう。そういう習慣をつけると、チャッターも自然と減っていくでしょう。

(後編に続く)

(構成:泉美木蘭)

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