英語勉強本を「300冊読んだ」彼女の英会話上達術 単語は「広く浅く」より「狭く深く」が正解な訳

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そして、お気づきの方も多いと思います。ここに羅列している単語はどれも比較的簡単な、基本単語ばかり。そう、英会話ができるようになるための単語習得は、「広く浅く」よりも「狭く深く」が正解なのです。

単語もファッションアイテムも同じ

さて、単語の知識があるのに、それを使いこなすことができていない。そのもう1つの原因は、単語の使い方を知らないこと。

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単語って、文章を組み立てるためのパーツでしかありません。英会話が苦手な方は、そのパーツを単体で覚えたとしても、これを文章の中でどう使ったらいいか分からないため、文章を組み立てられないのです。

分かりやすく、ファッションに例えてみたいと思います。

ブランド品のシャツとパンツ、そして靴を買ったとしましょう。「そのシャツを、持っているどのパンツに合わせようか?」「買った靴は、家にあるどの服に合うかな?」といろいろと考えると思いますが、うまくコーディネートできなければ、その服や靴を使いこなせないですよね。1つ1つのアイテムがよいものでも、コーディネート次第では台無しになってしまいます。

結果として、せっかく服を買っても使いこなせずにそのままクローゼットで眠っている……、そんな経験はないでしょうか。

これは単語でも同じこと。せっかく意味を覚えても、この場面ではこの単語を使おう、とコーディネートすることができなければ、単語はその価値を十分に発揮せずに終わってしまうのです。覚えたら終わりでは、決してないのです。

余談ですが、私は服のコーディネートが苦手。自分で買ったのにうまく着こなせない。そんな経験は山ほどあります……。なので服を買う時は、お店の方に必ずコーディネートを相談して、家にあるどの服と合わせられるのか確認して買うようにしています。

単語も同じ。覚える時には、使いこなし方も学ぶ必要があるのです。

武智 さやか ENTELAS 代表取締役

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たけち さやか / Sayaka Takechi

「オンライン英語起業塾」主宰。英語起業プロデューサー兼英語コーチ。英検1級と英語唯一の国家資格・全国通訳案内士資格を保有。著書に『語学書ベストセラー100冊を研究して「最強の英会話本」を作ってみました。』がある。
 

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