新しいMacBook、実はiPadキラーだった 軽くて薄いマシンの真価とは?

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多色展開をしている点でもiPadの競合になりうる

その一方で、薄型化、小型化を実現するため、Intel Core Mプロセッサという、超低消費電力を優先したプロセッサを選択しており、MacBook Airシリーズに採用されているCore i5プロセッサで比較すると、2011年頃の処理性能しかない。

ただ、レビューしている際、愛用しているテキストエディタiA Writer Proを中心に、メール、カレンダー、写真、簡単なiPhone動画の編集などをこなしてみると、滞りなくこなすことができた、というのが感想だ。

サブノートPC、あるいはネットブックのポジションとして十分以上の役割を果たしてくれるため、パワーユーザーのメインマシンにこそなり得ないが、多くの時間をMacBookで過ごす事は、非常に現実的だと考えられる。

iPadの競合に?

また、Macの新たなユーザーを開拓する役割として、期待できる。例えば、iPhoneしか使っていない人が選んだり、仕事でiPadに外部キーボードを接続して使っている人は、MacBookを選ぶことで、フルサイズのコンピュータ体験を、iPad+αのサイズ・重さで実現することができる。

3色揃えてあることも、iPadとの競合になり得ることを意識させる仕様だ。いままで、iPadを選んできた人にとって、新しい選択肢が追加された。よりデザインにこだわりながらMacを使いたいユーザーにとっては、必要充分な性能と、優れたデザイン性が、魅力的な1台、といえるだろう。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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