これがあれば完璧「聞きにくい事を聞く」フレーズ 雑談で大事なのは、相手に「興味を持つこと」

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相手に対して、「これはちょっと、聞きにくいな」と思うような質問をするときは、どのように切り出せばいいのでしょうか? 相手に遠慮をして聞かないままにすると後悔するようなことであれば、気後れせずに堂々と聞く必要があります。

私の場合は、「素朴な疑問なんですけど」と前置きして、ストレートに質問するようにしています。この「素朴な疑問なんですけど」というフレーズは、私の口癖です。

深刻な表情はなく、軽い笑顔で「すいません。素朴な疑問なんですけど」と質問すれば、相手も構えることなく、素朴な疑問について答えてくれます。

話が終わってから、相手に「これは素朴な疑問ではなく、アジェンダの核心ですよね」と苦笑いされることもありますが、どうしても聞きたいことは、その場で聞いてしまうことが大切です。

簡単な前置きもときには必要

海外のビジネスマンも、同じタイプのフレーズを前置きとして使っています。

英語であれば、「It may be a tricky question」(奇をてらった質問かもしれませんが)という表現が一般的です。

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いきなり核心に踏み込むのではなく、簡単な前置きをすることで、相手に心の準備をする時間を与えることができます。相手に迫る感じではなく、あくまでチャーミングな雰囲気で質問をすれば、緊張感が生まれる心配もないと思います。

日本語には、こうした便利なフレーズが他にもいろいろあります。

「少し話が脱線しますが……」

「こんなことをお聞きすると、失礼にあたるかもしれませんが……」

「お気を悪くされたら、恐縮ですが……」

自分や相手のキャラクターや立ち位置、その場の雰囲気などを考慮しながら、適切なフレーズを選ぶことが肝心ですが、大事なのは「笑顔」で、相手と「目」を合わせて、「何気なく」聞いてしまうことです。

ピョートル・フェリクス・グジバチ プロノイア・グループ株式会社代表取締役、株式会社TimeLeap取締役、連続起業家、投資家、経営コンサルタント、執筆者

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​Piotr Feliks Grzywacz

ポーランド出身。モルガン・スタンレーを経て、Google Japanでアジアパシフィックにおける人材育成と組織改革、リーダーシップ開発などの分野で活躍。2015年に独立し、未来創造企業のプロノイア・グループを設立。2016年にHRテクノロジー企業モティファイを共同創立し、2020年にエグジット。2019年に起業家教育事業のTimeLeapを共同創立。ベストセラー『ニューエリート』(大和書房)、『パラダイムシフト 新しい世界をつくる本質的な問いを議論しよう』(かんき出版)など著書多数。

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