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「最初にどこに就職するか」ですべては決まらない 「違うな」と思ったら、また選び直せばいい 

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  • 松岡 陽子 パナソニック ホールディングス執行役員、Yohana(ヨハナ)CEO
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その後は当時まだ10人ほどのベンチャー企業だったネスト・ラボに入社。アップルのヘルスケア部門やグーグルのヴァイス・プレジデント(副社長)を経て、2019年からパナソニックグループに移籍し、新会社ヨハナを設立しました。今はヨハナのCEOとして、シリコンバレーと日本でサービスを立ち上げています。

何が言いたいのかといえば、この1つひとつのチャプターは、あらかじめ周到に計画されたものではまったくなかったということです。

すべてのチャプターは、その時点での私のすべてでした。

テニスのプロ選手をめざしていたときは、「これは私のチャプター2だ。人生のほんの一部にすぎない」なんてまったく思わず、「テニスが100%、私の人生のすべてだ」と思って打ち込んでいました。テニス・バディの開発を夢見ていた頃も、朝から晩まで、ときには眠っているときでさえ、そのことしか考えていませんでした。

最初に何か目標を決め、そこから逆算して段階を踏んでいくやり方もあるでしょう。ただ、私の場合は「チャプター5へ進むためにまず、チャプター4をがんばる。チャプター5に進んだら、チャプター6へ進むためにがんばる」というような計画性のある一筋のルートではなかったということです。

最初からしっかりした筋書きは必要ない

スティーブ・ジョブズはかつて「一見関係ないような出来事も、あとから振り返るとつながっている(connecting the dots)」と言いましたが、まさにそのとおりだと思います。

人生は1冊の本ではあるけれど、最初からしっかりとした筋書きを用意する必要はありません。のめり込めるものが見つかれば、おのずとパッション(情熱)を抱けるものが見つかり、のちにミッション(使命)を発見することになるはずです。

まずは今のめり込めることに集中し、将来役立ちそうなスキルや経験を積んでいけば、次のチャプターは自然と開けていくものだとも思います。
「違うと思ったら、また、選べばいい」のです。

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