初期のバージョンはいつでも最悪
エドはピクサー・アニメーション・スタジオ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの社長を務め、アカデミー賞を5つも獲得した。
またコンピュータ科学者として、コンピュータグラフィックにおける重要な発展に数多く貢献してきた。
彼の著書『ピクサー流創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法』は、フォーブス誌で、「この本は……史上最高のビジネス書かもしれない」とまで言わしめた。
エド:「『トイ・ストーリー2』の制作は、内輪で進めないといけなかった。『レミーのおいしいレストラン』も同じ……。私たちが手がけた作品の始まりは、いつも最悪だった」
ティム:「その発言の真意は何ですか? つまり、最初のドラフトが、いつも本当にお粗末なものだったということ?」
エド:「新しい作品っていうのは、初めのうちは、できあがったものに比べたら、生まれたての赤ちゃんみたいなものなんだ。
実際、最終版と初期のものには、何の関連性も見られないと言ってもいい。
私たちが発見したことは、初期のバージョンはいつでも最悪だったってこと。控えめに言ってるとか、謙遜してるとかじゃなくて、言葉どおり、正真正銘最悪だったんだよ」
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