活躍の裏で"2度の休職"「銭湯図解」塩谷さんの体験 早稲田→設計事務所のエリートコースを経て・・・

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2度の休職期間を経た塩谷さんが気づいたこととは?(撮影:山中康司)
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育児、介護、闘病、学業など、さまざまな理由で、働くことができない時期がある人は少なくない。そんな離職・休職期間は、日本では「履歴書の空白」と呼ばれ、ネガティブに捉えられてきた。
しかし、近年そうした期間を「キャリアブレイク」と呼び、肯定的に捉える欧米の文化が日本にも広まりつつある。この連載では、そんな「キャリアブレイク」の経験について、さまざまな方にインタビューする。
今回話を聞いたのは、画家として活動する塩谷歩波さんだ。
銭湯を建築の図法で描いた『銭湯図解』で注目され、TBS『情熱大陸』、NHK『人生デザイン U-29』など、数多くのメディアに取り上げられてきた塩谷さん。
しかし、初のエッセイ集『湯あがりみたいに、ホッとして』(双葉社)では、華々しく見える活躍の裏に2度の休職経験があったことを綴っている。
塩谷さんにとって、休職はどのような経験だったのだろうか。
(撮影:山中康司)
塩谷歩波さんのプロフィール
1990年生まれ。設計事務所、高円寺の銭湯・小杉湯を経て、画家として活動。早稲田大学大学院(建築専攻)を修了後、有名設計事務所に勤めるも、体調を崩す。休職中に通い始めた銭湯に救われ、銭湯のイラスト『銭湯図解』をSNS上で発表。それをまとめた書籍を中央公論新社より発刊。レストラン、ギャラリー、茶室など、銭湯にとどまらず幅広い建物の図解を制作。TBS『情熱大陸』、NHK『人生デザイン U-29』など、数多くのメディアに取り上げられている。好きな水風呂の温度は 16度。

休職期間が2度あった塩谷さん

ーー塩谷さんは休職期間が2度あったんですね。

塩谷歩波(以下、塩谷):そうですね。でも、実は、感覚としてはつながってるんです。

ーー2度の休職がつながっている、というのは?

塩谷:1度休職をして、問題を解決した……と説明したほうがわかりやすいストーリーになると思うんですが、本当は1回目の休職期間のあとも、ずっと苦しさは続いていたんですよ。

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