爽快サイクリングで意外な台湾を楽しんだあとは、ド定番の台湾へ。そう、台湾B級グルメを楽しめる「夜市」です。これは夕方から深夜にかけてほぼ毎日開かれる巨大屋台村的なものです。
おいしそうなにおいが漂う、賑やかな一帯。麺や炒めもの、蒸しもの、揚げもの、スープなど、気軽に食べる小吃(シャオチュー・軽食やスナックの意味)屋台が連なります。ゴチャゴチャしたところで、さまざまな食べものをチョコチョコとつまみながらワイワイ楽しむ。これぞ夜市の醍醐味です!
異国の地を味わえる夜市
観光客向けの有名夜市もありますが、おすすめはズバリ、地元民が通う「雙城美食街(シュアンチョン・メイシュージェ)」。約50メートルの路地という限られた一角ながら、ここは夜だけでなく昼間から賑わっています。老舗も多く、昼と夜では出店屋台も変わるため、1日で2度台湾庶民の味を楽しめます。
ランチを買う人、おやつをほおばる人、夕食のテイクアウトをする人、1人でササっと食べる人、友人と盛り上がる人などで終日賑わい、観光客が少ないぶん、「異空間に紛れこんだ異邦人」というドキドキ感も存分に楽しめます。
ワイワイガヤガヤが楽しい夜市のあとは、再び「台北の別の顔」を紹介しましょう。台北地下鉄(MRT)の圓山駅を降りると目の前に広がる「花博公園」は、2010年に開催された「台北花博」の跡地です。家族連れやカップル、ダンスに夢中な若者グループから太極拳に勤しむシニアまで、思い思いに過ごす台北市民憩いの公園です。
その花博公園内にある屋台やレストランが集まる「MAJI2集食行樂(ジーシュー・シンラー)※2は二乗の小さい2」もおすすめ。雑貨屋台やショップが併設され、平日は12時、週末は11時にオープンします。週末の屋外エリアではクラフトビールやハンドメイドなどテーマを掲げたマルシェや音楽フェスなど、イベントも盛りだくさん。クリエイティブ好きな台湾のトレンドを身近に感じられます。
ところで、突然聞こえてくる「ゴー!!!」という爆音。見上げると巨大な飛行機の機体が頭上を通り過ぎて、仰天します。花博公園は台北市内にある松山空港の西に位置し、風向きにもよりますが着陸間際の飛行機を下から楽しめる絶景スポットでもあるのです。
中山北路をはさんで向かいにある台北市立美術館は、水墨画からデジタルまで新旧の台湾アートが鑑賞できます。また、有名な士林夜市(シューリン・イエシュー)へは圓山駅からたった1駅。劍潭(ジェンタン)駅で下車してアクセスも簡単です!
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