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巨額赤字の電力会社、強烈値上げで来期V字回復へ 寡占化を背景に企業向けなど自由料金を値上げ

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姉崎火力発電所の外観
発電最大手JERAの姉崎火力発電所(写真:JERA)

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大手電力会社の「もうけの仕組み」は複雑でわかりにくい。

売り上げはそのほとんどを企業や家庭からの電気料金収入が占めており、比較的シンプルだ。

他方、費用には社員の人件費や協力会社への委託費、発電に伴う燃料費、発電所や送電線など設備投資関連の減価償却費のほか、原子力発電所事故に伴う損害賠償や廃炉費用といった特殊な費用も含まれている。

福島第一原発事故は東京電力ホールディングスによって引き起こされたものだが、原発を保有するほかの電力会社もその一部を「一般負担金」という名称で国に支払っており、その大部分が電力ユーザーに転嫁されている。のみならず原発を持たない新電力会社の顧客も負担を背負わされている。

電力業界ではかかった費用を電気料金の形で回収するのが基本だ。ただ、火力発電用の燃料の価格変動に伴う「タイムラグ損益」など業界特有の一過性の要因もあり、「もうける力」の程度は、単年度では判別しにくいのが実情だ。

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