チキンバーガー専門店「トリキバーガー」の出店、「やきとり大吉」を展開するダイキチシステムの買収など、本業の焼き鳥居酒屋チェーン「鳥貴族」以外に業態を広げている鳥貴族ホールディングス(HD)。大倉忠司社長に、新型コロナ禍による外食産業の環境変化と、新たな収益モデル構築の狙いを聞いた。
──コロナ感染が拡大していた2021年夏、新業態のトリキバーガーを出店しました。
コロナ禍で行政の要請に従って時短、休業を繰り返し、「倒産」の2文字が頭にちらつくこともあった。居酒屋業態だけでは経営基盤が貧弱という危機感が、新業態に踏み出す決断を後押しした。チキンバーガーはランチやテイクアウトなどの需要を見込める。コロナ感染のさらなる拡大に備えたリスクヘッジの意味合いが大きい。
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