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ビジネスに勝つには「投資家思考」が不可欠だ 長期厳選投資のパイオニア、奥野一成氏に聞く

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数年前まで有効だったビジネスモデルがあっという間に陳腐化してしまう。変化が速い時代に、勝ち続ける仕組みをいかに築くべきか。達人に聞いた。

インタビュー/農林中金 バリューインベストメンツ 最高投資責任者 奥野一成氏
奥野一成(おくの・かずしげ)/農林中金 バリューインベストメンツ 最高投資責任者(CIO)。日本長期信用銀行などを経て農林中金入庫。2014年から現職。日本における長期厳選投資のパイオニア。近著に『ビジネスエリートになるための投資家の思考法』。(撮影:今井康一)

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ファンドマネジャーとして長年資産運用に携わってきた中で実感しているのは、株式投資家だけでなくビジネスパーソン全般にとって「インベスターシンキング(投資家の思考法)」が不可欠ということだ。言い換えれば「付加価値を創出する構造を見極める能力」であり、ビジネスの本質的な能力である。

インベスターシンキングを鍛えるには、日頃から投資家の視点で物事を捉える必要がある。例えば新聞などでA社の業績が好調だと知ったとする。そこで私が実践するのは、10〜20年スパンで売り上げや利益率などの「数値を可視化」することだ。そして過去の数値や競合企業の数値と比較し、差異について「なぜそうなっているか」と考える。

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