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戦国武将と同じく「トップが違いを生む」理由 貝沼由久・ミネベアミツミ会長兼社長が語る

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インタビューを受けるミネベアミツミ 会長兼社長 貝沼由久氏
貝沼由久(かいぬま・よしひさ)/ミネベアミツミ 会長兼社長。1956年生まれ。慶応大学卒業、米ハーバード大学ロースクール修了。88年ミネベア(現ミネベアミツミ)入社。2009年社長、17年から現職。(撮影:今井康一)

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ベアリング製造を祖業とするミネベアミツミ(旧ミネベア)。モーターなどの事業拡大や買収によって、売上高を社長就任時の14年前から約5倍(23年3月期予想は1兆3000億円)に成長させたのが、貝沼由久・会長兼社長だ。日米で弁護士資格を持つ異色の経営者である貝沼氏に、成長を続けるビジネスモデルのつくり方を聞いた。

──増収基調を続けていますが、事業プランをどのように構想するのでしょうか。

成長を続けてきたのは偶然ではない。私は法律家になるために、総論でコンセプトを勉強してから各論を学んだ。会社の成長も同じこと。まずは「成長戦略」というコンセプトがあり、それを「執行」という各論に落とし込むことが必要だ。「執行」の中には「執行戦略」と「執行行為」がある。

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