もうけの仕組み|紙・パルプ/理美容/ウェディング/葬儀 紙需要減もパルプが補う、理美容は低価格やFCモデルも

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紙・パルプ|紙需要減をパルプが支える

紙・パルプ「もうけの仕組み」図解

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デジタル化の進展で印刷用紙や新聞用紙需要は減少の一途。段ボールや家庭紙は一定の国内需要が見込めるが、成長商品とは言いがたい。

ただ紙の原材料となるパルプは国際商品で、市況上昇により当面の稼ぎ頭だ。

今後は海外市場開拓と紙利用のプラスチック代替製品や新素材の開発が必須。

理美容|成熟市場で“規模の利益”を追求

QBハウスは稼働率を上げ利益を出すため、本社経費など販管費比率は2割台。

Agu.はスタイリストを業務委託で変動費化、かつ独立させるFCが軸。人材難が共通課題だ。

ウェディング|件数復調も、婚礼の多様化逆風

新型コロナの影響で婚礼の延期が大量発生したが、足元の施行件数は復調傾向に。

ただ結婚式場の運営会社は料理などの売上原価に加え、式場運営のための固定的な費用が重い。

今後の焦点は施行単価をどう伸ばすか。少人数婚などウェディングの多様化が進む中、単価向上策が求められる。

葬儀|簡素化進み単価落ち込む

新型コロナ下での葬儀の簡素化で、葬儀単価は2020年に急落。

業界は中小業者が大半でホール、祭壇、料理、人件費などの費用を除いた分が利益となる。

近年は遺品整理、相続支援といった多角化やネット仲介会社の台頭が目立っている。

紙・パルプ、理美容、ウェディング、葬儀の業界地図は、「業界地図デジタル」でご覧いただけます。
鶴見 昌憲 東洋経済 記者

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つるみ まさのり / Masanori Tsurumi

紙パルプ、印刷会社等を担当

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岡本 享 東洋経済 記者

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おかもと とおる / Tohru Okamoto

一橋大学社会学部卒。機械、電機、保険、海運業界などのほかマーケットを担当。2013~2015年『会社四季報プロ500』編集長、2016年「決定版 人工知能超入門」編集長、2018~2019年『会社四季報』編集長。大学時代に留学したブラジル再訪の機会をうかがう。

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三上 直行 東洋経済 記者

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みかみ なおゆき / Naoyuki Mikami

1989年東洋経済新報社入社。これまで電機などを担当。現在は、冠婚葬祭業界を担当。

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