戦前から海外拠点を持ち、多様な商品を取引していた総合商社。そのビジネスモデルは近年、大きく変化している。
「商社 冬の時代」といわれた1980年前後の不況期を経て、「投資を軸にバリューチェーンを築き、製造・非製造の事業収益を獲得するとともに、投資をリサイクルしながらリターンを追求する体制への移行」(田中隆之著『総合商社』祥伝社新書)が進んでいるのだ。
現在の収益源はトレードと事業投資・運営に分かれる。
「トレード」は、石油や機械などモノの売買や仲介を通じて利益を得る、総合商社の伝統的なビジネスモデル。
「事業投資・運営」は、出資を通じて事業会社の経営に関与し、そこから上がる利益を配当金などとして受け取る。2000年代以降、トレードに比べて事業投資の収益比率は高まってきた。
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