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ビジネスの歴史を変えた「3つのモデル」の衝撃 替え刃、広告、垂直統合…経営モデルの世界史

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替え刃式の剃刀
(写真:SORA / PIXTA)

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はるか昔から現代まで、人類はどんなビジネスモデルを築いてきたのか──。著書『ビジネスモデル全史』で、14世紀のイタリア・メディチ家から2010年代のスタートアップまで、ビジネス史を通観した三谷宏治氏に、歴史を変えたビジネスモデルを、3つ選んでもらった。

 

歴史がそのまま繰り返されることはない。が、時代を超えて残ってきたビジネスモデルには、今に生きるビジネスのヒントが詰まっている。

消耗品で長く稼ぐ「替え刃モデル」

例えば「替え刃モデル」。20世紀初頭、米国人のキング・ジレットが発明した「使い捨ての替え刃でもうける」モデルだ。「一度使ったら捨てられる消耗品を発明したら、売り上げが安定成長するぞ」。そう上司にアドバイスされたジレットは、替え刃式のカミソリを発案。苦労して薄い鋼板を造る技術を開発し、製品化した。すぐに類似品が続々登場したが、特許の力も借りて収益化にこぎ着けた。

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