芸人とラッパーが「選挙」で見た"政治家の裏の顔" 「劇場版センキョナンデス」が映す政治の世界
――「香川1区」では、四国新聞とのやりとりも面白かったです。
ダースレイダー:投開票日にはまず平井さんの事務所に行き、そのあと小川事務所に行ったんですね。そこで鹿島さんが四国新聞の記者を見つけ、近づいていくと、記者さんがヒューっと離れていくんですよね。
プチ鹿島:これはかなり意識しているなあと思いました。
ダースレイダー:近づくと、離れる。また近寄る。そうやって事務所の中を一周するタイミングで、サッカーのディフェンスでいう、身体を入れるという動きで、僕が横に動いて捕獲し、鹿島さんが話しかけた。
新聞社に行ったのに「質問はFAXで」
大島:僕もあの場にいて、2人が何かやっているなと思っていたんだけど、翌日、高松であった配信イベントに呼ばれて、そのときの映像を見て、これはもうマイケル・ムーアだと。それで、翌日(四国新聞を訪れたら)総務の人が、いま社内に答えられる人は誰もいないから「質問はFAXで」と言われるんですね。
ダースレイダー:あのとき鹿島さんは、「もっとデジタルな方法はないんですか?」とツッコミを入れていたんですよね。
プチ鹿島:僕らが四国新聞に聞きたかったのは、たった1つ。こんな大事なことを、本人にあてない(取材しない)で記事を書くというのは、四国新聞として、どう考えているのか。小川さんの事務所にいた年配の記者さんは、ここでは答えられない。会社に来てくれたらと言うので、では行こうと。
翌日行ってみたら「FAXで質問書をください」、ですから。こちらの想像を上回ってくるリアクションが返ってきた。
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