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芸人とラッパーが「選挙」で見た"政治家の裏の顔" 「劇場版センキョナンデス」が映す政治の世界

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  • 朝山 実 インタビューライター
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――「報道」の腕章を巻いていたら違う対応だったのでしょうか。

ダースレイダー:それはあったでしょうけど。

大島:「謎のユーチューバー」がやって来たという感じでしたよね(笑)。

プチ鹿島:逆に言えば、何者かわからないものだからこそ素の対応が見られたというのはあったと思いますね。僕ら、ヒリヒリするものを見たかったので、そういう意味ではいい体験ができました。

――たまたま通りがかりで遭遇した小川事務所では、ススッと中に入れてカメラも室内をぐるりと映していく。その後の平井事務所は入り口で、誰何されて衝立の手前までしか入れてもらえない。行き当たりばったりの取材ながらも、それぞれの対応に「人」が見える、面白い場面があります。

プチ鹿島:そう。大事だなと思うのは、人って会えば一目瞭然なんですね。

誰であれ熱心に自分の政策を語る松川さん

――それはその後の参院選の取材になると、より一層明瞭になっていきます。自民党参議院議員の松川るいさん(大阪選挙区)が、ターミナルで演説をしている。前方でおふたりが見ていると、松川さんが近寄ってこられて話される場面がよかったです。

ダースレイダー:僕らは、まず同じスタンスで話は聞くようにしていて。街頭演説では前のほうにいく。盛り上がりポイントでは拍手もするんです。

プチ鹿島:僕らはジャーナリストじゃないんで。

ダースレイダー:何だったら、手を振る。

大島:最後には写真も一緒に撮ってもらって。

プチ鹿島:そうやって、ちゃんと話を聞いたうえで、相手がどう接してくれるのか。

ダースレイダー:話しかけて、返してくれる人もいれば、くれない人もいる。松川さんが面白いのは「以前『朝まで生テレビ!』でご一緒しているんです」と自己紹介しているにもかかわらず、立ち去るときに選挙カーから「ユーチューバーのみなさん、ありがとうございます!」って。あれ、誰だと思ってしゃべってくれていたんだよと(笑)。

大島:でも、誰だかわかっていないのに、あれだけ自分の政策を熱をこめて語るというのはすごいですよね。

プチ鹿島:しかも演説を終えてからもう1回、声をからしながら話しかけてこられるんだから。ということは、あの時点で、自民党内で自分は生かされていないという思いがあったのかもしれないです。

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