辞めてほしくない部下が「退社を決断する瞬間」 いい職場風土にするために大切な「関係密度」
こんな経験はないでしょうか?
・これまでひと言もしゃべったことがない人と、たまたまプロジェクトで一緒になり、話しはじめたら、仲良くなったという経験
いずれにしろ、接触は関係性を築くうえで、他人から同志になるためにはなくてはならないものであり、接触の量がゼロで関係性を築くことは難しいものです。
その一方で、なんでもかんでも、頻繁に話しかけさえすればよいのかといえば、そうではありません。
接触の質が大切です。
・飲み会が、好きでもないのに「チームの結束を高めるため」という名目で、飲みに連れていかれて、うんざりした
これらは、実に質の低い接触です。
接触を試みている本人は、よかれと思ってやっているのでしょうが、質の低い接触がいくら重なっても「関係密度」は低くなっていくだけです。ことによっては、ハラスメントとして訴えられる可能性もあります。
社員同士の関係密度を高める「接触」
質の低い接触の主な特徴としては、次のようなものがあります。
・TAKEばかりでGIVEがない
2つを簡単にまとめると、自己中心的な接触です。
休日出勤した人に対して「昨日の休日出勤についての報告書、提出しておいて」と言われるのと「昨日の休日出勤どうだった? 本当に助かったよ、ありがとう。代休はとれそう? 調整するから言ってね。昨日のことは、あとで報告書にまとめて提出しておいてくれると助かるよ」と言われるのでは、受け取り方が違うのではないでしょうか。
このように、相手のことを思って、1つの会話に1つの言葉を付け足す。ほんの少しGIVEするだけで、随分と印象は変わるものです。
また、質の高い接触をするためには、次の5つのポイントを頭にいれておくことが大切です。
・社内にいる人と、データではなく目的を共有する
・社内にいる人と、メールではなく対話をする
・社内にいる人に、私も一員だと認めてもらう
・社内にいる人と、雑談よりビジョンを語らう
これらを少し意識するだけで、随分と変わってきます。
ほかにも、職場の関係密度を高める方法や、やる気を削ぐ原因を遠ざける方法はいろいろあります。
職場風土を改善することで、やる気があり、成果も出やすく、働く喜びを感じることができる職場環境が生まれるはずです。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら