一尺が約30cmなので、これより大きな花火は尺玉と呼ばれる。例えば40号なら四尺玉となる。花火を打ち上げるためには保安距離が定められており、尺玉までは地上での打ち上げが可能、東京湾であれば15号まで上げられる。四尺玉は新潟県の片貝まつりで打ち上げられている。
花火の開いた直径は、4号で直径110m、5号で直径150m、10号で直径300m、40号では高さと直径が700mにも及ぶ。このため大きな花火を打ち上げるには、広い場所が必要となるのだ。
音楽とシンクロする花火
近年の花火大会に欠かせないのが「スターマイン」である。スターマインとは花火の名称ではなく、打ち上げ方法の名称で連射連発を意味する。その規模は数十発から数百発に及ぶ。
今回、さらに先進的な花火タワーが披露された。円形に配置した花火をクレーンで吊り、最大高さ40mから、1000発の花火がコンピューター制御により花開いた。
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かわの ごう / Go Kawano
大学卒業後、広告制作会社に就職するも、カナダのバンクーバー島に渡りアウトドアインストラクターの資格習得後、『BE-PAL』にてライター活動を開始する。見る、聴く、嗅ぐ、味わう、触れる五感にこだわり、モノや風景の魅力を発信。キーボードからオートバイまで人の能力を拡大してくれる道具が好き。『@DIME』『家電批評』などで執筆中。
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こひら なおのり / Naonori Kohira
1954年北九州市小倉北区生まれ。 日本大学芸術学部写真学科卒業後渡英し社会派写真家としてデビュー。新潮社『FOCUS』創刊メンバー、御巣鷹山JAL墜落事故写真集「4/524」を新潮社から出版。1987年から米国西海岸に移住。ロングインパクトのIT革命の時代を担うPCビジョナリーを取材。ビル・ゲイツやジョブスらを中心に新しく生まれたイノベーションを多目的に検証し、「Silicon Road」「e-face」を制作。2021年スタンフォード大学ライブラリーに全写真作品がセレクトされた。現在は東京在住。公益社団法人日本写真家協会会員、早稲田大学理工学部非常勤講師。(http://nkohira.shopdb.jp/profile.html)