打ち上げ花火1万3000発の裏方はここまで緻密だ 3年ぶり開催、NARITA花火大会に見た最新の仕掛け
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2022年11月5日に千葉・印旛沼で行われた「NARITA花火大会」。日本橋丸玉屋が行った花火演出の裏側に密着した(撮影:川野 剛)
夜の大空にまばゆい光景が広がる。花火といえば夏をイメージする人も多いと思うが、この2月もスキー場のある地域で雪上花火大会がいくつも開催されている。東京ディズニーリゾートでも基本的に毎日、花火が上がっている。
大規模な花火の打ち上げは夏季に集中
とはいえ、「日本国内では例年6000件以上の花火の打ち上げが行われているが、大規模な花火の打ち上げが行われる観客動員数の多い花火大会は、夏季に集中して開催されている」(日本経済研究所「with コロナ時代における持続可能な地域産業に関する調査〜花火業界からのアプローチ〜」より)。やはり、花火と言えば夏の風物詩であろう。
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(撮影:川野 剛)
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(撮影:川野 剛)
そんなわけで少し季節外れになってしまうかもしれないが、そんな花火大会における裏方の仕事をご存知だろうか。今回は、2022年11月5日に千葉・印旛沼で行われた「NARITA花火大会」における日本橋丸玉屋が行った花火演出の裏側に密着した。普段なかなか表に出ない裏方の仕事風景を収めた写真とともにリポートをお届けしたい。
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大会最大の10号花火、通称、尺玉を筒に入れる花火師(撮影:小平 尚典)
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クレーンで吊り上げられる花火タワー、合計で1000発ある(撮影:小平 尚典)
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