打ち上げ花火1万3000発の裏方はここまで緻密だ 3年ぶり開催、NARITA花火大会に見た最新の仕掛け

(撮影:川野 剛)
有名な花火に八重芯菊があるが、これは8層構造という意味ではなく、二重芯が完成したときに、これ以上複雑な花火は出来ないだろうという意味を込めて、長野市にある紅屋青木煙火店の初代、青木儀作氏が名付けたと言われている。
その後、さらに複雑な三重芯、四重芯、五重芯の花火が作られ、現在は六重芯の花火作りが試みられている。日本の花火は球形であり、伝統的な手作業で製造される。打ち上げ花火は、使用する火薬の調合工程から花火玉の乾燥工程まで含めれば約3カ月以上をかけて完成に至る。

左手でロングヒューズを持ちながら尺玉を扱う花火師(撮影:小平 尚典)

(撮影:小平 尚典)

(撮影:小平 尚典)

(撮影:小平 尚典)

横幅1km、縦600mに107個の筒が並べられた(撮影:小平 尚典)
夜空に開く直径700mの花
花火はサイズによって2.5号(7cm)から3号(9cm)、4号(12cm)、5号(15cm)、6号(18cm)、7号(21cm)、8号(24cm)、10号(30cm)、20号(60cm)、最大40号(120cm)玉まである。

(撮影:川野 剛)

(撮影:川野 剛)

(撮影:川野 剛)
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