職場で「敵をつくらない人」が実はやっていること みんなに好かれようとしなくて大丈夫

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

人間関係では、あなたが何をしても合わない人が1 割いるそうです。そして、行動によっては合う・合わないが分かれる人が7割。ただ、何をしても合う人が2 割もいるそうです。「1:7:2」の法則ですね。

私自身、上司と折り合いが悪くて悩んでいたことがありました。そんなとき、人間関係は「1:7:2 の法則」があると知ってハッとしました。何をしても気の合う人もいれば、気の合わない人もいる。それは、私の努力不足というわけではありません。人間関係のルールみたいなものなのです。

そう考えると、すっと気がラクになりました。「そういう人もいる」と納得ができたことで、合わない人と一緒にいても、相手を無用に嫌ったり、モヤモヤしなくなったからです。

そもそも職場では、さまざまな年代、境遇、価値観の人が働いています。わかり合うことが難しい場所で、気の合わない人くらいいて当然です。人間関係は面白いもので、合わせ鏡のようにこちらが嫌えば相手も自分を嫌います。そうして、不要にいがみ合っていくのです。ですが、「1:7:2 の法則」を考えれば、相手がこちらを嫌いでも、「合わない人」と割り切れるので、自分はそれほど相手を嫌わなくても済むのではないでしょうか? 

敵意を剥き出しにされて笑顔で返せるほどの強メンタルになる必要はありませんが、お互いに合わない人同士、適切な距離感でつき合うことはできるはずです。相手を嫌いにならない。これが、敵をつくらない第一歩と言えるでしょう。

「合わない人」との適切な距離感とは?

合わない人を好きだと思い込むどころか、近づくのさえイヤだという人もいると思います。確かに こちらが心を開いても、中には「これ以上、距離を縮めるのは難しい」と感じる人もいます。

そんな人は、こう考えてみてはいかがでしょうか? 「仕事はチーム戦。だから、チームのコミュニケーションに支障をきたさなければ頑張って仲良くなる必要はなく、最低限のつき合いで大丈夫」。相手を苦手だと思ってしまうと、うまく回らなくなってしまいます。でも、仕事さえ問題なく進めばOK なのですから、仮に相手の性格が悪くても、問題はありません。

もちろんパワハラなどをされていたら問題ですが、ひっかかる言い方をしてきたり、イラっとする程度なのでしたら、ある程度スルーしてみてはいかがでしょう。

次ページ「そういう人」だと割り切ればラクになる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事