職場で「敵をつくらない人」が実はやっていること みんなに好かれようとしなくて大丈夫
「なんで、あの人はこんな言い方をするのだろう」と考えたところで、答えは出ません。なぜなら、「そういう人」だからです。たいていの場合、あなたの仕事に対して指摘しているだけで人格は否定していません。そうした人もいるかもしれませんが、仕事上の関係さえうまくいけばいいのですから、ドライに割り切ってしまいましょう。
逆に言えば、どんなに合わない人であっても最低限の関係づくりは欠かせません。まったく話したことがないのに、困ったときにアドバイスを求めても、「そういうときだけ聞いてくるのか」と思われてしまい、助けてくれないからです。
特別なコミュニケーションはいらない
かといって、特別なコミュニケーションはいりません。「おはよう」「お先に失礼します」の挨拶だけは、怠らない。「ありがとう」「ごめんなさい」だけは伝える。何か困っていそうだったら、声掛けをする。遠すぎず、近すぎず、適度な距離感をキープするだけです。
一緒に仕事をしている以上、お互いに一日中話さずにいられることはありません。それが可能だったとしても、それでは仕事に支障をきたします。話したくないからといって、報告もしないでいるとミスも起きやすくなるでしょう。
無理をして、誰とでもプライベートの話や雑談をする必要はありませんが、仕事上の相談や報告をするうちに、一緒にいるときの居づらさは緩和されていきます。合わない人とは、お互いのテリトリーを侵さない気持ちのよい関係を築いていきましょう。
ちょっと話が逸れるかもしれませんが、職場の人との距離感つながりでもうひとつお話を。職場に不機嫌さんっていませんか? デスクでイライラして、負の感情を撒き散らす人のことです。こうした不機嫌な人が近くにいると、「私のせいかな?」「私のこと嫌いなのかな……」とモンモンと考えてしまいがちですが、その人の不機嫌の理由を自分に探してはいけません。
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