パッと「すぐ行動できない人」に共通する脳のクセ 3つの法則で「すごい行動力」の人になれる
座学が苦手だけれども、実験などカラダを動かすことが得意という人は、座学ではなく、実験を通して記憶や理解をしようとすればいいわけです。
自分のやりたいこと、あるいはやるべきことなのに、「面倒くさい」「やる気が出ない」などといった気持ちがあるために、なかなかスイッチが入らないという経験は誰にでもあると思います。
この問題に対処する方法は、「面倒くさい」という気持ちがある段階では一切作業を進めないことです。
「面倒くさい」という思いを抱えたまま進めたのでは、その「負の感情」が脳のブレーキとなって、スムーズな行動につながらないからです。
そんなときはまず、自分の感情を冷静に見つめます。そして、「自分は何をイヤがっているのだろうか」「やる気を邪魔しているものは何なのか」と問題を探っていきます。
すると、たとえば「腰が痛いから出かけるのがおっくうになっている」「忙しすぎて終わっていないタスクがたくさんある」などの原因がわかってくるはずです。
「面倒くさい」と思っていた原因が自分で何とかできるものであれば、まずはその原因の排除に力を入れます。
たとえば、腰が痛いのが原因なら、湿布を貼る、マッサージを受ける、ストレッチをするなどの方法が考えられます。
忙しすぎるのが原因なら、そもそもスケジュールに無理があると考え、スケジュールを立て直す必要があるでしょう。面談相手に予定をずらしてもらったり、締め切りを延ばしてもらったりなどの対策が考えられます。
そうやって、脳のブレーキとなっている「負の感情」を取り除くことができれば、全力で目の前のやるべきタスクに向かうことができます。
クリアなアタマで作業を進められますから、いいアイデアが浮かぶし、短時間で終わらせることが可能になります。
法則2:できないことは、あえてゆっくりやる
そもそも、脳が知らないことは、誰にも実行できません。
たとえば、腕立て伏せをできない人がいたとします。ではなぜ、腕立て伏せができないのか?
それは単に腕の筋力がないからとは限りません。筋骨隆々な人であっても、腕立て伏せができないということは起こりえます。
今まで腕立て伏せをしたことがないために、「腕立て伏せをする」という動きに対応した脳の回路(脳番地が連携したネットワーク)がそもそも存在していない場合です。
脳が腕立て伏せの動きを知っていれば、思い立ったらすぐに行動に移せます。
しかし、いくら本人がやろうとしても、脳がその動きを知らないなら、脳の中はシーンとしたままで、すぐ行動に移すことは難しいのです。
要するに、腕立て伏せをするための脳の回路が存在しないために、腕や腹筋、背筋をどのように動かせばいいのか、どこで力を入れ、どこで抜けばいいのか、脳がカラダにうまく指示を出せない。その結果、腕立て伏せができないということです。
このような「できない」ことに対処するには、できないことを無理やり実行しようとするのではなく、動きを分解して、カンタンに「できる」ことを探し、できることを少しずつ増やしていくことが重要です。
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