パッと「すぐ行動できない人」に共通する脳のクセ 3つの法則で「すごい行動力」の人になれる

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何をするにも「効率」が求められる昨今。どのようにすれば、すぐに動けるようになるのでしょうか(写真:kikuo/PIXTA)
タイパ(タイム・パフォーマンス)という言葉がはやるなど、何をするにも「効率」が求められる昨今。そのような世相のなか、「わかっているけど、行動に移れない」「先送りグセがある」などといった悩みを抱え、息苦しさを感じている人も多いのではないでしょうか。
では、どのようにすれば、すぐに動けるようになるのか? 「すぐにやれないのは、脳の準備不足が原因です」と話すのは、医学博士で「脳の学校」代表の加藤俊徳さん。『1万人を診た脳内科医がすすめる すごい行動力』を刊行した加藤さんに、「すぐやる人」になるためのコツを聞きました。

「すごい行動力」につながる第一歩

私自身、試験や提出物、人との待ち合わせはいつもギリギリで、「自分はギリギリの魔術師だ」と言い聞かせながら何とかやっていた時期がありました。

ところが、このギリギリの魔術は、日本にいたときには何とか通用しても、30代後半からのアメリカでの研究生活では通用しませんでした。数カ月で結果を求められたために、なかなか行動のスイッチが入らない自分を何とかするしかなかったのです。

そんなまったく動けなかった経験のある私が、「すごい行動力」を手に入れるために、脳科学を探究しながら取り組んできたエッセンスとしてまずお伝えしたいこと、すなわち、私が到達した結論は「すぐ行動できない理由は『脳』の準備不足にある」ということです。

脳科学的観点から補足すると、自分は「行動力がなく、すぐ動けない」と思っている人でも、いつも「すぐ動けない」わけではありません。ある場面では「すぐ動ける」こともあるはずです。

たとえば、自分にとって得意なこと、好きなこと、日常的に繰り返していて習慣になっていることなどは、すぐにできます。

すぐ行動できるのは、脳の中にその行動をするための準備が整っているからです。逆に、脳の中で準備が整っていないことは、すぐに行動に移すことができないのです。

人から言葉で指示されたことを、すぐに実行できず思考停止してしまうのは、脳が「聞く」ための準備ができていないからです。耳から入ってきた情報がアタマの中に入っていかない人は、情報を理解することができず、思考や行動が進まないわけです。

次ページ同じ情報なら、耳と目どちらから入ってきたのでも一緒
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