パッと「すぐ行動できない人」に共通する脳のクセ 3つの法則で「すごい行動力」の人になれる

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そんな人も、目の前で見本を示してもらうと、速やかに迷いなく行動できる場合があります。それは、「見て、動く」ための準備ができている脳(見て情報を得るのが得意な脳)を持っている人だからです。

同じ情報なら、耳から入ってきたのでも、目から入ってきたのでも、一緒です。入りやすいほうから情報を入れればいいのです。

とにかく、アタマの中に情報を入れること。それが、「すごい行動力」につながる第一歩であり、最初に伝えたいメッセージです。

カラダを動かせば、脳も活性化する

そして、「すごい行動力」を生み出す脳になるためには、「『できる』ことに気づく!」ことが大切です。

できることに注意を向ければ、あなた自身がどんなことなら「すぐ動ける」のかがわかってきます。

これまでは、何となく自分のことを「行動力のない人」と思っていたかもしれません。でも「実は、自分にも『すぐ動ける』ことがあるんだ!」と気づいてください。そうすることで得られる前向きな思考が、「すぐ動ける」脳になるには欠かせないということです。

自分にとって「できない」ことにばかり意識が向きすぎると、「すぐ動けない」ことが増えてしまいます

たとえば10あるうち、できることが8個、できないことが2個あるとします。つまり、できることが8割もある状態です。にもかかわらず、できない2個だけに意識がいってしまうと、そこで動きが止まってしまいます。

「できないこと=脳の準備ができていないこと」ですから、できないことをいくらやろうとしても、脳がフリーズして、ジーッと動かないままいつの間にか時間が経過してしまうのです。

これでは、できるはずだった8個のことも、できなかったことに変わってしまいかねません。

「できる」ことと「できない」こと、すぐにやるべき2つの選択肢で迷ったら、ためらわずに「できる」ことを選んでください

大切なのは、自分の中で一番早くやれることを探し、とにかくカラダを動かすこと。カラダと脳はつながっていて、カラダを動かせば、脳も活性化します。すると、「できない」と思っていたことも始めやすくなります。

「すぐ動ける」人も実は、できないことを抱えています。脳のすべてが準備万端に整っている人なんていません。

でも、できることを優先しているから、「すぐ動ける」のです。

次ページすぐ動くために重要な「脳の使い方」3つの法則をご紹介
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